teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


新着順:6/1240 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

咲坂蘭様

 投稿者:雨鼠  投稿日:2017年 1月 8日(日)11時38分10秒
  通報
  「白昼夢の如く」拝読しました。
 流れるように読み終えました。小説を読んでいるというよりは何かの曲を聴いたような読了感です。彼女の場所に行く主人公とそれまで交わした会話が入り交じって、とても情緒的でした。一つの時間が効果的に切り取られている感じがします。
 主人公の記憶と一人称視点とを行き来する書き方は面白いです。しかし、視点が何度も移りすぎるせいか、私の頭では切り替えが追いつかず、何度も止まってしまいました。台詞だけの段落は、それはそれで印象的ではあるのですが、そのシーンを思い浮かべた直後に場面が元に戻ってしまうので、少し忙しい感じがします。台詞の段落にもう少し厚みを持たせても効果的かもしれません。あるいは、台詞の段落に移るのが唐突なので、そこを改善すると良いかもしれません。
 二人は悩みながらまだ前に進んでいる途中なのかな、と思いました。何かを決定的に諦めてしまったわけではないけれど、それでも何かを間違えればそうなってしまいそうな。しかしそれはお互い本心から望んでいないから、どうして良いか分からない。少し関係に疲れてしまっている、でも、嫌いにはなれないというか、なりたくないというか。そういうものが上手く切り取られている気がします。これからどうなるのかは、本当に誰にも分からないのだと思います。二人の友人だったら、それぞれから話を聞いてみたくなるような、そんな話ですね。
 今後の作品も楽しみです。期待しています。ありがとうございました。
 
 
》記事一覧表示

新着順:6/1240 《前のページ | 次のページ》
/1240